転職活動は予想外なことばかり
わたしはアラフィフになった今、転職活動をはじめた。
バブル期に、それなりの企業に入社し、30年ほどのあいだ、正社員として同じ会社に勤務してきた。
この転職活動は、勤務を継続しながらのものであり、活動開始から、今8か月目にある。
活動する中で最近感じたことがあり、それは転職マーケットはまさに「生きている」ということ。
転職マーケットも、私自身の経歴も、生きていて常に変動しているから、たまにぐっとお互いが引き合うようなことが起こるんだと、わたしは最近の実体験から感じている。
最近何が起こったかといえば、書類選考通過の通知を受けたのだ。
それは実に4か月ぶりの、やはりうれしい通知であった。
書類選考に落ち続けた4か月間
前述の通りわたしは4か月ぶりに書類選考通過の通知をもらった。
つまりそれは4か月間書類選考に落ち続けてきたことを意味する。
累計すると17社から書類選考不合格の通知を受け、その都度気持ちをリセットし、モチベーションを維持しなければならなかったのは、つらい時間といえた。
でも「5年間は転職活動を止めない」をルールとしているわたしは、落込んだ時も、何も考えずに、ただただ決めたルールに従った。
何かあるたびに深く考えていたらきりがない、わたしは自分がそういう世界に身を投じたことに対し、腹をくくることができたのかもしれない。
手ごたえがつかめない時期にできる事、やるべき事
では転職マーケットからそっぽを向かれていると感じる時期を、どう過ごすべきだろうか。
わたしが実践したのは、Peatixなどオンラインで、しかも無料で講演などに参加可能な仕組みなどを活用しての自己啓発活動は当然だが、最も力点を置いたのは、登録している転職サイト上にさらしている、自らの履歴書・職務経歴書のリバイスであった。
職務経歴書に付け加えられそうなのに、忘れてしまっていた、過去の実践経験を、あらためて掘り下げ、書き加えるべきものは書き加えるのもよし。
また転職活動を開始した当初に書いた各所のアピール文を、時間が経過し、経験を積んだのち、あらためて読み返すと、アピール方法に拙い点があると気づける場合があるので、そこを工夫することでアピール力アップをねらうのも有効だ。
履歴書や、職務経歴書というツールを使って、転職マーケットに自分をより売り込んでいくためには、ある程度のテクニカルさはどうしても必要である。
地道な努力によって見えた光明
報われない時期に行った、地道な努力が実を結んだのだろうか、今わたしは書類選考通過の通知を受け取ることができた。
決してこれがゴールではないけれど、ひとまずわたしは久々にうれしいと感じている。
「あきらめなかったことで得られたよろこび」というものを、知ってしまったわたしは、今、大げさに言えば、人生そのものにも希望の光を感じているのかもしれない。
アラフィフの転職活動はつらいことばかりではない、そのことは経験者のわたしが断言したい。